ゼロからプロジェクトマネージャー試験に一発合格する方法

2年前にプロジェクトマネージャー試験を受け、合格した。 所要期間は1ヶ月。

累計勉強時間はだいたい60時間ていど。

平日 : 1h x 22 = 22h

休日 : 5h x 8 = 40h

試験を受けると決めたときの状態

  • 野良プログラマ歴2年
  • 半年前に高度技術試験を合格
  • プロジェクトマネージャーの経験なし
  • 正式な「プロジェクト」への参加経験なし。運用業務のみ
  • 小論文をこれまでの人生で書いたことなし

合格したあとのその後

  • プロジェクトのディレクター業務を任されるようになる
  • 新規開発のプロダクトマネージャーを任される ※ そもそも合格してなくても任されていたとは思う

合格するまでの手順

プロジェクトマネージャー試験を受ける意気込みを確認

一言でいうと、プロジェクトマネジメントとは何か、を知るため。 仕事をしていて、なんだか仕事の仕方がしっくりこない。 無駄なコミュニケーションが多く、作業効率が悪いし、 追加機能の実装がスケジュールどおりにできない。

そもそも自分のチームって、プロジェクトをうまくまわせてるの? っていうか、プロジェクトって何?という素朴な疑問から、 プロジェクトマネジメントの勉強ついでに試験を受けることに。

プロジェクトとは何かを確認

一番とっつきやすそうだったプロジェクトマネジメントの本。 おもしろかったので試験勉強中も他のシリーズを読んだ。 専門用語も出てきて、なんとなくこんな感じの仕事なのね、といろいろと刺激になる。

プロジェクトの基礎知識を得る

試験に合格することが目的ではなく、プロジェクトマネジメントを知ることが目的なので、 あせらず「PMBOK入門」を読む。

プロジェクトマネジメント標準 PMBOK入門 PMBOK第5版対応版

プロジェクトマネジメント標準 PMBOK入門 PMBOK第5版対応版

ひととおり読み、理解できたと感じたら過去問。

過去問を3年分おこなう

プロジェクトマネージャ完全教本 2015年版 (情報処理技術者試験)

プロジェクトマネージャ完全教本 2015年版 (情報処理技術者試験)

小論文はこの時点では飛ばす。 正解するしないにかかわらず、すべて解説を見る。

小論文対策

ここが一番オリジナルだと思っているところ。 自分の出発点が、小論文の経験なし、プロジェクトの経験なしなので、 自分の能力はまったく使わない。 すでに基本的な知識は得たので、純粋なる試験対策。

① 過去の小論文のテーマを確認し、傾向をつかむ

② 過去の午後Ⅰの問題文をひたすら読み、テーマに合いそうなキーワードと、文章構成をパクる

③ それらを分解し、①で出した傾向のテーマに合わせて文章モジュールをつくる

④ ③の文章を組み合わせて、小論文っぽい構成をつくる練習をする

それぞれの文章モジュールを組み合わせて、過去3年分のテーマに対応できたらOK。 とにかく、過去に出題された問題文の文章構成を真似すること。